「ゆったり過ごせ　ずっと笑顔で　心地良い空間　思い思いを大切に」

令和3年4月より、保育園が併設されており、子どもと利用者さんが交流できるのが特徴になっています。利用者さんに役割を担っていただき、やりがいを感じて頂ける環境作りを大切にしています。子どもと関わる事で、自然と笑顔も増えて、心も動き出します。０歳から１００歳まであらゆる世代が集まり、過ごせる場所として、日常的に保育園の園児と交流を行っています。一緒の時間を過ごすことで、無意識に身体が動き利用者さんの刺激となっています。
月一回のお寿司の日もあり、元寿司職人の料理長が腕を振るって下さいます。その際、稲荷寿司作りを利用者さんと一緒に作っています。他にも保育園の合同行事の際、利用者さんから包丁の使い方や野菜の切り方を園児へ教えることもあります。地域の方も気軽に来て頂けるように、お洒落なカフェのような空間で、共有で使って頂けるスペースがあり、地域の方との交流のスペースも設けています。

心と体を動かせる環境になるように、職員の声がたくさん集まり形になったデイサービスゆずっこ高西。ネイルをしたりスカーフを巻いてお洒落を楽しんだり、毎日の日課を継続して行うことが出来るように、草取りや水やりを一緒に行ったり、誰かの役に立ちたいという思いを大切にして、園児たちの為に園庭を綺麗にしたり、遠慮がなくここに来たら安心でき、『思い思いの過ごし方』ができる場所。そんな居場所であれるようにと思っています。そして『日々の暮らし』を大切にするために、私たちには何が出来るのか考えながら、今までの生活を継続していけるように、利用者さんやご家族様の『思い』に出来る限り寄り添えるケアをさせていただきたいと思っています。

在宅での生活が継続していけるように、利用者さんが主体となりできる事はともに行う、自立支援を基本としています。自然に身体が動くきっかけ作りを心掛けています。職員が先回りせず、利用者さんが主体で行えるように、声掛けやお手伝いをさせていただいています。併設の保育園の園児との合同行事を企画し、園児の為におやつ作りや、制作の手伝い、夏祭りでは店番を利用者さんに担当していただきました。クリスマス会では「大きなカブ」の劇を練習し園児たちにお披露目し、一緒に歌を歌ったり、チームになりクイズゲームをしたり、ゲームの景品は手作りの写真立てを用意しました。子どもたちの喜ぶ顔を想像しながら、デザインを考え交流して、『何かできることはないか』と役割を担うことで、生きがいを感じていただくことを自立支援の一環として行っております。昼食の時間になると、お互いに声を掛け合い、机を拭いて、手袋を付けお皿に盛り付けを一緒にしています。掃除の時間にはホウキと塵取りを自ら取りに行き、「ゴミはここに集めよう」等、自然に身体が動く流れが出来てきています。